石破自民の「消費税減税」決断観測にザワつく野党…“客寄せパンダ”小泉進次郎氏が言及し参院選戦略ぐらり
立憲はが消費税「減税派」と「慎重派」で真っ二つ
特に、尻に火がついているのが立憲だ。党内が消費税の「減税派」と「慎重派」で割れている。22日、税制調査会などの合同会議を開いて意見集約を図り、ゴールデンウイーク前までに党としての方針を打ち出す予定だ。減税派の立憲議員が言う。
「参院選で改選となる議員にとっては、この連休が重要なスタートダッシュ。ビラやポスターに『消費税減税』と書き込んで訴えないと、有権者にソッポを向かれかねません。皆、地元で『おたくは減税するのしないの?』と聞かれ、答えに窮している状況ですから、急ぐべきです」
一方、慎重派の立憲議員はこう話す。
「減税派が訴えているのは『時限的な消費税減税』で、必要財源は限定的ではある。ただ、党内議論がいささか拙速です。恐らく、このまま押し切られるでしょうが、ロクに財源も示さずに減税を訴えれば、『ポピュリズム』と批判されるリスクもあるのではないか」
進次郎氏のように「トランプを見習え」と言うつもりはないが、モタモタして石破自民に先を越されたら目も当てられない。
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消費税減税をめぐる立憲民主党内の亀裂が深刻化。このまま参院選に突入すれば、立憲民主党は壊滅的ダメージを受ける可能性も。そこに国民民主党が目を付けて…。●関連記事【もっと読む】『枝野発言で火がつき一気に現実味…立憲民主党と国民民主党が参院選で共闘か』で詳報している。