奈良の老舗温泉旅館で脱衣所盗撮…50代女性の裸体を動画に撮った寝屋川市幹部職員の手口と素性
大阪府寝屋川市の幹部職員が、宿泊先の温泉旅館で女湯の脱衣所の隙間からスマホで宿泊客の着替えを盗撮し、御用となった。建造物侵入と性的姿態等撮影の疑いで17日、奈良県警吉野署に逮捕されたのは、寝屋川市都市基盤整備部審査指導課の次長兼課長、仲西淳容疑者(54)。
先週末の16日、仲西容疑者は奈良県天川村の老舗温泉旅館に宿泊。紀伊半島の中心部に位置する天川村は面積の4分の1が吉野熊野国立公園で、和歌山、三重にまたがる「紀伊山地の霊場と参詣道」はユネスコ世界文化遺産に登録されている。
日も暮れかけた午後5時40分ごろ、仲西容疑者は静かな山あいの村にたたずむ温泉宿の敷地内にある半屋外の場所に忍び込んだ。そこは従業員しか立ち入ることができず、女湯の脱衣場に隣接していた。仲西容疑者はスマホを取り出すと、壁の上の隙間から、脱衣場で着替えをしていた50代女性客にカメラを向け、着替え中の裸体を動画撮影した。
盗撮を終え、いったん屋外に出て従業員専用の通路を通って部屋に戻ろうとしたところ、ばったり女性従業員と鉢合わせした。不審に思った従業員が仲西に声をかけると、明らかに様子がおかしく、慌てた感じでその場から立ち去ったため、翌朝、経営者に相談し、警察に通報した。