「マー君は2年以内に故障」…爆弾スカウティングリポート流した真犯人

公開日: 更新日:

 米球界における田中の評価はうなぎ上り。このコラムで以前指摘したように、ヤンキースは60億円の入札金を用意したらしいし、ドジャースはそれを上回る評価をしているとも聞く。無敗でシーズンを終了したこともあって、入札金の相場はまさに青天井といった気配になってきた。

<「あの球団の常套手段」>

 そこで今、代理人たちの間で浮上しているのが「田中の獲得を狙う特定球団が、あえて田中に不利な情報を流しているのではないか」という疑惑だ。考えてみれば代理人レベルに特定球団のスカウティングリポートの中身が漏れるのはおかしな話だし、この時期にわざわざ田中のマイナス情報が流れること自体、作為的なものを感じる。つまりマイナス情報を流すことで田中から手を引く球団や入札金を下げる球団が出てくるのが狙いだ。

「怪しいのはヤンキースさ。選手に関する情報操作は、あの球団の常套(じょうとう)手段だからね」と、代理人関係者がこう続ける。
「象徴的だったのは松井秀喜が09年オフ、ヤンキースからエンゼルスに移籍したとき。松井が手術した両ひざは想像以上に悪く、もう守備はムリという情報を米球界中に流し、手を挙げるところがなければ、格安で獲得する意向だったそうだ。サバシアを獲得した前年(08年)のオフも、9月に3回続けて中3日登板した反動でひじを故障しているというウワサがネット裏を駆け巡った。出どころは少しでもサバシアの相場を下げたいヤンキースともっぱらだった」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議