監督の孫の誕生日まで記憶…楽天1位・松井を支えた母親の「気配り」
「あ、そういえばカズくんの誕生日って明日だし、これプレゼントにちょうどいいんじゃないの?」
「……勝手にすれば?」
はしゃぐ母の真琴さん(41)に、松井はそっけなく呟く。いかにも思春期の子とその母といったやりとりを、周囲の報道陣もほほ笑みを浮かべて見守っていた。
11月28日に行われた入団会見での一幕。「カズくん」とは松井の弟の和輝くん(16)のこと。入団会見用に楽天からもらったユニホームと帽子を見て、真琴さんが「これを次男の誕生日プレゼントに」と言ったのだ。
■職場結婚から専業主婦へ
真琴さんは千葉県、父の良友さん(55)は神奈川県生まれ。良友さんがドラフト指名時に「10月31日は我々の20回目の結婚記念日」と話していたように、2人は93年に結婚。一家を知る関係者は「良友さんは当時から今と同じ、アパレル関係の仕事をしていた。その職場でアルバイトをしていたお母さんと知り合ったらしいね。職場結婚してからは、お母さんは専業主婦になったようだ」と話す。