公益法人協会トップに聞く 「相撲協会の認可取り消しは?」

公開日: 更新日:

 稽古中の殺人や野球賭博、八百長など暴力団まがいの不祥事が続出。おまけに北の湖理事長(元横綱)の右腕で、危機管理対策顧問のX氏がパチンコメーカーから裏金をもらっていることも暴露された。

 こんなデタラメ集団が公益法人の認可を取り消されるどころか、公益財団法人に移行して税制上の優遇措置まで受けるのはおかしくないか。

 公益法人協会の太田達男理事長(81)は「認可取り消しはマスコミの皆さまが思っているほど、簡単ではないのです」とこう言った。

「公益法人の認可が取り消される場合は、担当省庁による報告要請、勧告、業務改善命令と段階を踏まなくてはいけません。これらはすべて法律に基づいたものなので、無視することはできません。そこまでしても改善が不可能と判断された場合、認可取り消しとなる。例えば、指導者による暴力、パワハラが発覚した全日本柔道連盟です。13年1月に選手の告発が事実と判明。そこで内閣府が調査に動き、5月に1回目の事件の報告要請を行った。しかし、回答が不十分だったため、6月に2度目の報告を要求。ところが、新しい報告書でも『回答になっていない。自覚に欠けている』と判断され、7月に勧告を出したのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方