「顔つきが変わった」の声も 本田にのしかかる「ミラン10番」の重圧
「相当にムリしているようですね。名門ミランの背番号10として神経の休まる日がなく、メンタル的にもヘトヘトなんでしょう。周囲の誰もが<目の下のクマはヤバイよね。深い皺(しわ)もクッキリと入り、随分と老け込んだ印象を与える>と話しています」
本田圭佑をよく知るサッカー関係者がこう語る。
1月12日のサッスオーロ戦から1日のトリノ戦まで、「21日間で6試合」の強行日程。「本田の形相が変わった」と言われるようになったのが、1月26日のカリアリ戦だ。
先発して試合終盤に右CKから決勝ゴールをアシストしたが、フル出場90分を通して運動量も少なく、単純なミスも多かった。目の周りは落ち込み、頬はゲッソリ。あるサッカージャーナリストなどは、「住む家は決まらず、ずっとホテル暮らし。気晴らしにミラノ市内を散歩するわけにもいかず、かなりストレスをためている」と心配したものである。
そして迎えたトリノ戦、本田は2列目の右サイドで先発。目の下を真っ黒にしながらプレーしたが、見せ場なしに終わり、現地メディアに「ホンダは火星人」「他選手とは分かり合えない」「目立っていたのは髪の毛の色だけ」と、ケチョンケチョンの低評価だった。