白鵬優勝 日本人力士“勝ち目なし”で角界に再びあの懸念?

公開日: 更新日:

大相撲夏場所 千秋楽

 ファンが期待していた波乱は案の定、起きなかった。夏場所千秋楽は、結びの直前で2敗の大関稀勢の里鶴竜を圧倒。新横綱をものともせず、突き押しの猛攻で一蹴した。これで1敗の白鵬日馬富士との横綱対決に負ければ、稀勢の里と2敗同士の優勝決定戦になるところだったが、結びの一番で白鵬があっけなく日馬富士を転がし、29回目の優勝を果たした。

 インタビューでは、「私が思うには、金の扉というものがある。その中に横綱や大関がいる。若手はその扉を開けると、我々の仲間入りを果たす」と意気揚々と語った白鵬。そんな姿を見て、多くの力士は改めて「出世は絶望」と思ったのではないか。

 モンゴル人3横綱がスクラムを組んでいる以上、彼ら以外の力士が優勝するのは極めて困難。稀勢の里が身をもって証明したことだ。関脇までならまだしも、昇進に勝利条件がある大関、横綱は現実として意識できない。となると、「マジメに相撲を取るのはバカらしい」とばかりに、八百長に転ぶガチンコ力士が出てきてもおかしくない、という見方があるのだ。

 ある親方が言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が