いまだ腹痛の影響が…今季初黒星の松坂が「夏男」返上危機

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 20日のマーリンズ戦に4勝目(0敗)をかけて登板、6回途中1失点とまずまずの投球だったものの、打線の援護がなく今季初黒星を喫したメッツの松坂大輔(33)だが、心配なのが腹痛が及ぼす今後への影響だ。

 15日(日本時間16日)のパドレス戦で腹痛を訴え、1回で降板。その後、17日のカージナルス戦に中継ぎ登板。1回を無失点に抑えたとはいえ、「体にだるい感じが残っていたけど、気力で投げた」と本調子には程遠い様子だった。

 松坂は「朝はみんなと同じものを食べたし、昨夜も生ものを食べていない」と話したが、腹痛の原因は食当たりとみられる。依然として食欲はわかず、スープしか喉を通らない状態らしい。徐々にではあるものの体重は減っているそうで、このまま食欲が戻らなければ、ベスト体重である84キロを下回りかねない。松坂にとっては死活問題だ。

 松坂はレッドソックス時代から疲労がピークに達する夏場に強さを発揮してきた。過去7年間の月間防御率は7月(3.74)、8月(3.69)と他の月に比べて安定した成績を残している。これはコンディションを維持し、パフォーマンスを発揮できたからだ。夏場に体重が激減すれば、思うような投球もできない。

 西武時代からスナック菓子を口にしたり、渡米後はファミレスで済ますなど、どちらかといえば食にこだわりのない“雑食系”だ。乱れた食生活の代償は高くつくかもしれない。

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