解説者・武田一浩氏が指摘する松坂大輔「ローテ入り」の課題

公開日: 更新日:

 メッツ・松坂大輔(33)が4日(日本時間5日)のカブス戦に今季2度目の先発。4回3分の1を4安打5四球4失点で勝敗はつかなかった。

 立ち上がりは不安定で、一回に4番カストロの右前打などで2失点。その後も制球が定まらず4-2と2点リードの五回1死一塁から2番ルジアーノに四球を与えたところで降板した。内容次第では先発ローテーション入りのチャンスだったが結果を残せなかった。

 本人は依然として先発への配置転換を希望しているものの、「それは時期尚早だと思う」とNHKの大リーグ中継で解説を務める評論家の武田一浩氏が本紙の取材にこう続ける。

「右ひじにメスを入れ、本格的に復帰してから今季が実質1年目。ここまでの登板を見る限り、先発でもリリーフでも3イニング目に入ると途端に球威が落ちる。スタミナ不足は明らかで、現状ではシーズンを通じてローテーションを守るのは厳しい。松坂は今年の9月で34歳と、まだ衰える年齢ではない。今季はメジャーでのリハビリ期間と位置付け、実戦登板を通して肩、ひじのスタミナづくりに励むなど来季に備えた方がいいと思う。無理に中4日で投げれば故障のリスクも出てくる」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希「負傷者リスト入り」待ったなし…中5日登板やはり大失敗、投手コーチとの関係も微妙

  2. 2

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  3. 3

    巨人秋広↔ソフトBリチャード電撃トレードの舞台裏…“問題児交換”は巨人側から提案か

  4. 4

    巨人阿部監督がオンカジ送検の増田大輝を「禊降格」しないワケ…《中心でなくても、いないと困る選手》

  5. 5

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  1. 6

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

  2. 7

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  3. 8

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  4. 9

    なぜこのタイミング?巨人オコエ瑠偉、増田大輝だけが「実名報道」されたワケ…違法オンカジ騒動で書類送検

  5. 10

    巨人のプロスペクトだった秋広優人放出の波紋…ファンからは非難噴出、古株スカウトも「余波」懸念

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  2. 2

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  3. 3

    キンプリが「ディズニー公認の王子様」に大抜擢…分裂後も好調の理由は“完璧なシロ”だから 

  4. 4

    低迷する「べらぼう」は大河歴代ワースト圏内…日曜劇場「キャスター」失速でも数字が伸びないワケ

  5. 5

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  1. 6

    早期・希望退職の募集人員は前年の3倍に急増…人材不足というけれど、余剰人員の肩叩きが始まっている

  2. 7

    ユニクロ女子陸上競技部の要職に就任 青学大・原晋監督が日刊ゲンダイに語った「野望」

  3. 8

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  4. 9

    西内まりや巨額金銭トラブル 借金の中身と“返済ウルトラC”

  5. 10

    巨人秋広↔ソフトBリチャード電撃トレードの舞台裏…“問題児交換”は巨人側から提案か