茨城・藤代の菊地一郎監督に聞く「県立校のスカウティング」

公開日: 更新日:

「そうです。僕は極端な話、10年連続1回戦敗退でもメシは食えますから(笑い)。私学の監督ならそうはいかない」

――公立は特待生制度もないので、優秀な子は私学に流れることもあるでしょう。選手集めも大変じゃないですか?

「茨城はそもそも高校野球が盛んな公立の数が12~13校程度と少ないですが、僕自身が公立出身なので、環境面等、これが当たり前という感覚の方が大きい。だから誰もが欲しがる、いわゆる『高根の花』の中学生は見に行ったことがないですね(笑い)。藤代に来たいという子たちが来てくれたらいいという考えです」

――それでも3年生には捕手の古谷、一塁の根本ら、中学時代に全国制覇した「取手リトルシニア」の子たちが入っています。どうやって呼んだのですか?

「彼らが藤代に来たいということでした。エースの子(上野)の実力が飛び抜けていて、彼は霞ケ浦に行きました。根本以外は当時、試合にも出ていない補欠だったんです。体が小さいこともあったんでしょう。ただ、僕としては、中学生だし、成長過程にあって、高校で伸びると思っていました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末