ブラジル戦惨敗 アギーレの「テスト」強調は批判への“予防線”

公開日: 更新日:

「大惨敗の理由にメンタル面のひ弱さも挙げられる。90分間、日本代表からはユルさが漂っていた。中盤の選手はトラップミスを重ね、DF陣は適切なポジショニングもままならず、攻撃系選手は岡崎、小林、田中の先発陣に本田、武藤、柿谷の途中出場組全員が相手DFを浮足立たせることも出来なかった。ブラジルに負けること自体は順当だが、それでも試合を通して戦う姿勢を前面に押し出すとか、ゴールが決まらないまでも俊敏性など日本の良さを発揮しようと努力するとか、ネイマールにはテクニックでかなわない分、体を張った守備で行く手を遮るとか、いくらでも戦いようはあった。アギーレ監督の無為無策ぶり、選手の不甲斐なさにサッカーファンの多くが、日本サッカーの行く末に深く絶望したことでしょう」

 試合終了直後、テレビ用会見に応じたアギーレ監督は「(来年1月の)アジアカップの選手選考も兼ねていた」と負け惜しみを言いつつ、会見が終わると知り合いでも見つけたのか、笑顔を浮かべながら投げキッスを送っていた。

 能天気な敗軍の将は、これから日本サッカーをどう立て直す気なのだろうか――。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • サッカーのアクセスランキング

  1. 1

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  2. 2

    W杯8強へ森保J「5人の重要人物」 頭痛の種は主将・遠藤航の後継者…所属先でベンチ外危機

  3. 3

    久保建英の移籍金98億円をA・マドリードが用意!森保Jが中国撃破&W杯王手のウラで話題沸騰中

  4. 4

    W杯最終予選で「一強」状態 森保ジャパン1月アジア杯ベスト8敗退からナニが変わったのか?

  5. 5

    森保J長身イケメンFW小川航基はマグレか、それとも実力か…26年W杯最終予選中国戦で2ゴール

  1. 6

    なでしこ史上初「外国人監督誕生」に現実味…池田太監督の退任の裏にJFA会長の強い意向

  2. 7

    帰化選手だらけのインドネシアに圧勝も…森保Jに欠けた守備陣統率のセンターバック

  3. 8

    代表主力DF2人の離脱が森保監督には「ケガの功名」に?谷口彰吾はアキレス腱断裂、冨安健洋はケガのデパート

  4. 9

    森保ジャパン15日のインドネシア戦は《日本嫌い》明言する韓国人指揮官・申監督との「日韓対決番外編」にも注目

  5. 10

    もう「草サッカーのレベル」なのに…キング・カズ「還暦プロサッカー選手」に現実味

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”