釜本邦茂氏が“新星”代表FW武藤に説いた「ストライカー道」

公開日: 更新日:

 日本戦で4得点のネイマールの凄さを端的に表現するとしたら、それは「どこで何をすれば、自分自身の魅力を最大限に表現できるのか?」を知り尽くしているところにある。

 言うまでもないが、ネイマールの魅力は「決定的な仕事が出来る」だ。前を向いてボールを引き出す。ボールを運んでゴールの枠内に蹴り入れる。ネイマールは簡単にやっているようにも見えるが、一連の作業をよどみなく行うのは、非常に難しいことである。強靭な身体能力も必要となってくるし、さらには「経験値」も必要となる。

 ネイマールは、過去の失敗を蓄積して「次に生かす」能力に長けていると思う。それは試合の中でも見て取れる。序盤のミスを把握し、消化することで同じような失敗は繰り返さない。だから、日本戦の荒れたピッチでもボールコントロールは正確性を増し、どんな局面からでもゴールをきっちり決められたのだ。

 ブラジル戦でネイマールと同じ役割を担ったFC東京のFW武藤嘉紀(22)は、ネイマールの凄さを目の当たりにして、おそらく「彼のような天才にはなれない」ことを実感しただろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末