渡米の鳥谷も不安 共和党圧勝でメジャーはより“格差社会”に

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 例えば今オフ、海外FAを行使してのメジャー挑戦が濃厚な阪神鳥谷敬(33)だ。阪神は慰留にやっきになっているものの、メジャーでの日本人内野手の評価は極めて低い。

 10年オフにツインズと3年約9億円で契約した西岡剛(30=現阪神)は、2年間で71試合の出場にとどまり契約期間内にもかかわらずお払い箱に。12年オフに2年約6億円でアスレチックス入りした中島裕之(32)はメジャーで1試合もプレーしないままFAになった。同様に12年オフ、海外FAで海を渡った田中賢介(33=前レンジャーズマイナー)はメジャー契約を結べず、ジャイアンツと結果を出した場合にメジャー昇格もあるスプリット契約を結んだ。が、外野手に転向させられた揚げ句、メジャーではわずか15試合に出場しただけだ。

 彼らが評価されているのは、あくまで日本のプロ野球界内での話。鳥谷にしても、米球界ではスプリットやマイナー契約の可能性は十分あるし、そうなればビザの発給が滞り、米国のハンバーガーすらかじれないかもしれないのだ。

■大型契約が勝ち取れないと生き残れない

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