金銭トレード大歓迎 巨人「支配下枠」の犠牲になるのは捕手陣

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 巨人が“セール”を行う。といってもリーグ優勝のセールでは、もちろんない。

 チームは現在、DeNAとの獲得合戦が佳境に入ったグリエルの結果待ち。仮に入団が決まり、契約保留選手名簿に名前がある同じキューバのセペダとメンドーサも残留すれば、支配下登録は68人にのぼる。キューバ側が希望する「グリエル弟も一緒に入団させる」との条件をのめば69人。他に米国で投手1人を調査中で、獲得なら70人の支配下枠は“満員御礼”だ。

“人減らし”の標的になるのは捕手陣。阿部は一塁へ転向するものの、FAで相川が入団。来季2年目の小林とで実質、正捕手の座を争うことになる。だからだろう。6人が在籍してダブつき気味の捕手を売り出したい意向が球団にあるという。中でも実松一成(33)と加藤健(33)の2人。ある球団関係者が声を潜めて言った。

「2人は長年、正捕手だった阿部をサポートしてきた第2捕手としては優秀。数年前まで他球団からトレードの打診が絶えなかった。そんな事情があるから、『いつでも2人の捕手で商売できる』と上層部はタカをくくっていたところがある。しかし、年齢が30代半ばに差しかかることもあって、他球団がかつてほど食いつかなくなっている。ヤクルトへのFAの人的補償やトレードで指名して欲しいのが本音。場合によっては、もうパンパンの支配下選手を減らせるという意味で、金銭トレードも大歓迎なんです」

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