「投手兼営業」の名刺“ナックル姫”吉田えりは今どうしてる?

公開日: 更新日:

 自宅地階には古畳を敷いた6畳ほどの練習部屋があり、そこにネットを張って投げ込んでいるとか。

「2つ上の兄も野球をやっていたんで、お父さんが練習用にと、作ってくれました。誰にも気兼ねすることなく、練習に打ち込めるのがうれしいです。ただ、投げ過ぎないように、1日200球までと球数制限してます。肩やヒジを痛めやすい方ですから」

 独立リーグは給料が払われるのはシーズン中のみ。オフはアルバイトに明け暮れる選手も多い。

「ワタシも同じです。練習の合間を縫ってイベントや講演をこなしてます」

■夢はマドンナジャパンで世界一

 さて、吉田さんが“ナックル姫”と注目されたのは川崎北高2年の時。関西独立リーグの合同トライアウトに合格。ドラフト会議で神戸9クルーズに7巡目指名された。つまり、男性とプレーする日本初の女子プロ野球選手になったのだ。

 10年、高校を卒業するとアメリカの独立リーグのチコ・アウトローズ(カリフォルニア州)に入団。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド