テークバックをしないでボールを飛ばすとフォローがみるみる大きくなる
では、どうすれば工藤プロのように体幹を使ってしっかり振り抜くことができるのか?
とっておきの練習法がある。7番アイアンを手にしたら、ティーアップしたボールに対してアドレスする。そこからテークバックをまったく取らないでフォローだけでボールを遠くに飛ばしてみてほしい。
試していただくと分かるが、手先だけでクラブを振るとまずボールは前に飛ばない。どんなに力を入れても1メートルも飛ばせない。手先だけでは大きなエネルギーが出ないからだ。遠くに飛ばすには、体幹を使って全身の力をフルに使いフォローを大きく取ることが求められるのだ。
体幹を使ってスイングしようと思うだけではスイングは変わらない。スイングを本気で変えたいならば、意識ではなく行動(練習方法)を積極的に変えることが必要不可欠なのである。
(ゴルフライター・マーク金井)