“発掘人”に聞く ハリルホジッチ監督で日本代表はどう変わる

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 今年1月23日のアジア杯準々決勝UAE戦。香川真司(25)のミスでPK戦に敗れた日本代表は、相手の3本をはるかに上回る35本ものシュートを放ちながら、わずか1得点に終わった。日本代表に常につきまとう深刻な決定力不足。12日の日本サッカー協会理事会の承認を得て代表監督に就任するハリルホジッチ氏(62=ボスニア・ヘルツェゴビナ)はこの難問を解決できるのか。ハリルホジッチ氏の“発掘人”ともいえるサッカージャーナリストの河治良幸氏に、サッカーダイジェスト元編集長・六川亨氏が聞いた。

――ハリルホジッチ監督就任によって、日本代表の攻撃はどのようなスタイルになると思いますか。

「4―3―3、5-4-1、4―2―3―1など多彩なシステムを採用するハリルホジッチ監督ですが、共通しているのはサイドアタックを重視することです。アギーレ前監督のサッカーはサイドから中に入っていくスタイルでしたが、ハリルホジッチ監督はサイドで扇のように広がっていくところに特徴があります」

――アギーレ前監督の時は4―3―3システムでFWの右に本田圭佑(28)を、MFの左に香川を置いていましたが、2人ともサイドアタッカーというよりもプレーメーカーのタイプです。

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