マー君今季初勝利も復調遠く “メディアの標的”になる可能性

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■開幕戦の投球に現地紙は「右肘の不安は拭えない」

 チームのエース右腕が今後も苦しいマウンドが続くと心配なのは、厳しいニューヨークのファンとメディアの格好の標的になることだ。

 田中はが、今季2戦目の登板を翌日に控えた12日、自身のブログでこう綴っていた。

「開幕戦の結果は、僕自身もちろん悔しい気持ちは強いですが、自分の中ではまだまだこれから上げていく段階だと思っています」

 6日の開幕戦(対ブルージェイズ)は4回5失点黒星。昨季150キロ中盤だった球速が、90マイル(約145キロ)程度に落ち込んだことで、ニューヨークメディアは一斉に田中をバッシング。ニューヨーク・ポスト紙(電子版)が「ヤンキースはフツーのチームになってしまう」という見出しを掲げれば、ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は「右肘の不安は拭えない」とピシャリ。同紙はヤンキースの開幕投手が4回で降板したのは1985年のフィル・ニークロ以来だと報じた。

 田中はそんなメディアに対し、「これから上がっていく」と反論したつもりでも、2戦目で結果を出したところでNYメディアの論調が変わるとは思えない。理由は昨季シーズン中に判明した田中の右肘靱帯部分断裂と、本人の対応にある。

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