首位中日の課題は谷繁監督 “選手兼任”のさじ加減とOB指摘

公開日: 更新日:

「試合出場がちょっと少ないですよね」

 中日OBの評論家・藤波行雄氏が、こう言う。

 兼任2年目を迎えた谷繁監督(44)。チームは14日の阪神戦にサヨナラ勝ち。開幕から首位を走るなど好調を維持しているが、一方で「選手谷繁」としては16試合を終えて3試合に出場しただけ。マスクをかぶったのは途中出場の1試合で、あとは代打としての出場。ほぼ、監督専任になっている。

「選手兼任といっても、監督としての立場もある。育成を考慮すれば、後継者として松井雅(27)を育てたい気持ちもあるのでしょう。ただ、17試合中7試合に出場したオープン戦時と比べ、試合に出る意欲があまり感じられないのが気にかかる。調整が遅れていて、先発出場するには時間がかかるのかもしれませんが、問題は今後です。捕手は簡単には育たないポジションだし、松井には経験が必要。巨人広島、阪神というライバル球団が調子を上げてきたときにどう踏ん張るか。優勝争いをするときにどう戦うか。そこにはやはり、百戦錬磨の谷繁の力が必要だと思います」(藤波氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 2

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 3

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  1. 6

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 7

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ

  3. 8

    相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?

  4. 9

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  5. 10

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由