“東京五輪金宣言”の大迫に影響必至 コーチに薬物疑惑が浮上
サラザールのチームには、昨年のアジア大会1万メートル銀メダルの大迫傑(24)がいる。早大1年時に駅伝3冠に貢献した大迫は、大学時代からこのチームでトレーニングを積み、卒業後は日清食品グループに入社。今年3月末に退社し、プロとして再出発した。
ある陸上関係者が言う。
「アフリカ勢の台頭で、東京五輪のマラソンも日本人のメダルは絶望視されている。でも、大迫は本気で金メダルを取ると明言している。そのために大学時代に渡米し、記録が認められてサラザールのチームに入った。世界最高レベルの指導を受けてきた彼は、来年までトラックに専念するという。今はフォームのブレがなくなり、昨年9月には3000メートル(非五輪種目)で日本記録をマーク。5000メートルでも日本記録(13分13秒20)更新は時間の問題です。今回の報道が真実なら、サラザールは数年間の指導資格停止処分を科せられるかもしれない。実業団に在籍せず、新たな形で五輪メダルを目指す大迫のプランは崩壊する」
薬物疑惑の真実はいかに……。