日本ゴルフ協会に新会長就任 アマゴルファー何のメリットが

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 横領は2012年3月から13年1月にかけて行われ、1月後半に事件が発覚。ゴルフ場のメンバー全員に事件の説明があったのは2月10日。1月末の理事会で会計責任者の懲戒解雇を決定したが、発覚当初は警察に被害届を提出しなかった。それどころか、横領した元会計責任者を都合による退職扱いにする提示までしていた。

 クラブのメンバーがこう言う。

「メンバーに対する通知と被害届の提出が遅かったため、説明会でメンバーから『事件を隠蔽しようとしたのではないか』という不信の声が上がりました。竹田理事長の監督責任は免れず、事実上の解任でした」

 では、JGAはなぜそんな“いわく付き”の人物をトップに据えたのか。内部関係者がこう言う。

「竹田さんは庶民感覚とはかけ離れ、お殿様気分で人望もありません。ゴルフの大衆化とは無縁の人物です。それでも会長になれたのは、他に適任者がいなかったというのもありますが、一番の理由は皇室ブランドが欲しかったから。つまり余計なことは何もせず、お飾りとしていてくれればいいのです。しかし、過去に理事長を務めたゴルフ場で、監督不行き届きから逮捕者を出しておきながら、日本のゴルフ界のトップに立つのはやはり問題でしょう」

 新体制になったところで、アマチュアゴルファーのゴルフ環境が良くなるとは到底考えられない。

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