ヤクルト畠山和洋を全解剖 「Boo」はどこで覚醒したのか

公開日: 更新日:

■打撃論

 今季はリーグ2位の19本塁打、64打点はトップを走る。球宴直前に左内転筋を痛めて抹消されたが、10日間で復帰。真中監督が「大事な場面での集中力じゃチームで随一」と評する畠山は自身の打撃について、「本塁打を狙うというのはない」としながら、打撃についてこう語った。

「打撃の状態は毎年違うし、自分の感覚がずっと同じシーズンはこれまで一回もない。相手も違えば自分の体のバランスも違う。同じ打撃スタイルでは同じ結果が出ないと思っている。前の年と同じことを追い求めてハマったこともありますし。実際、去年は中堅、右翼方向に打つことで安定したバランスを保てたけど、今年はそれをやると体が開くというかめくれる感じがあった。今年、結果的に本塁打が増えているのは、コースにかかわらず、ある程度打球を引っ張り込んでいくことで自分のミートポイントがつかめた部分がある」

■独特フォーム 

 左足を大きく上げる独特の打撃フォーム。「普通の人が見たら不器用なフォームに見えるし、実際に不器用なんだけど、一つ一つを抜き取ってみれば理想的」と、杉村チーフ打撃コーチが言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」