先発陣離脱で…ヤンキース田中がついに「中4日」登板へ
ヤンキースの田中将大(26)は今季、一度だけ中4日で登板したことがある。4月23日のタイガース戦がそれで、6回3分の1を1失点に抑えながら、右手首と前腕部を痛めて翌日から故障者リスト入り。タイトな登板間隔と気温2度の寒さが原因といわれ、復帰まで1カ月以上を要した。
その田中が再び中4日で、9日(日本時間10日)ブルージェイズ戦のマウンドに上がる。6日現在、ブルージェイズは5連勝中。同地区首位のヤンキースに4・5差の2位に迫っている。サイ・ヤング賞左腕のプライス(29)、強打者のトゥロウィツキー(30)と投打の大物を獲得して勢いがある。チーム本塁打147本はメジャー2位と、一発病を抱える田中にとってはやっかいな相手だ。
右肘に不安を抱える田中は、ここまで首脳陣の配慮で中5日以上の間隔で登板してきた。が、他の先発陣の離脱と、ライバル球団の追い上げで悠長なこともいっていられなくなった。
「(中4日の登板を)もちろん注意深く見守るが、順調にきているので大丈夫だろう」とはロスチャイルド投手コーチだ。