菊地出遅れ藤田は予選落ち 全英女子キャンセル組の体たらく
【meiji cup】
地元北海道出身の菊地絵里香(27)がイーブンの22位タイと出遅れ、藤田光里(20)は9オーバー89位タイで予選落ちした。
この2人、先週開催された女子メジャー「全英リコー女子オープン」の出場資格がありながら、地元の試合を優先。
「万全の準備をしたい。(今年)初優勝した私のプレーを待っている人もたくさんいるので……」(藤田)、「全英をスキップしたことは後悔していない。万全の体調でプレーしたかった」(菊地)と言う。
メジャー大会は、プロであれば誰もが憧れる舞台。出たくても出られないプロが世界には山ほどいる。だが、2人ともそんな名誉ある大会を欠場。わざわざ今大会に照準を合わせながら、この体たらくである。
例えば松山英樹(23)は先月、全英オープンでプレー後、翌週の福島オープンに出場。全英が悪天候のため1日順延、大会前日に福島入りする強行日程だった。時差ボケと長時間移動の疲労、ほぼぶっつけ本番にもかかわらず、4日間、全力プレーを見せ、米ツアーで磨いた技術を惜しみなく披露。詰めかけた観客の声援に応えていた。これぞプロである。
出たい試合にしか出場しない選手など、プロとして甘いとしかいえない。