28打席無安打の巨人セペダ “打率0割”でも残留濃厚の理由
深刻な貧打で4連敗。3位に転落した巨人の元凶のひとつは、4人が在籍している外国人野手が誰ひとり“助っ人”になっていないことだろう。
が、球団関係者によると、「打率0割」の男に来季残留の可能性があるという。キューバからやってきたフレデリク・セペダ(35)のことだ。
来日2年目の今季は28打席無安打。かれこれ2カ月間も二軍調整中、にもかかわらずである。中南米野球事情に詳しい球界関係者が明かす。
「キューバ政府との関係でしょう。巨人は今オフこそ打撃力のある野手をキューバから獲得したい意向があるようです。キューバ国内でカリスマ的な人気を誇る35歳のセペダは、近い将来は代表監督を務め、後に政治家転身もささやかれている。キューバ側からすれば、日本での勉強期間は長い方がいい。政府に『セペダとセットで』と条件をつけられても不思議ではないのです。巨人に在籍しているキューバ人投手の21歳メンドーサも有望株で、面倒見、後見人としての役割もある。初年度は契約金と合わせ2億円と高額だった年俸も今季は4000万円。来季は2000万円程度で済むなら、巨人にとっては痛くもかゆくもないということ。ずっと二軍でもマジメ。他の選手に悪影響も及ぼしませんからね」