様変わりした甲子園勢力図 「東高西低」はいつから、なぜ?

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 トウの立った古いタイプの監督たちの多くは、「ゆとり教育で育った現代っ子は扱いづらい」とボヤいている。殴るのはもちろん、「あれやれ、これやれ」では若い世代は動かない。きちんと理由を説明し、納得させる必要がある。そこへいくと年配の監督より年齢が近い若い監督の方が、彼らとの付き合い方にも長けている。智弁和歌山(和歌山)の高嶋監督(69)、天理(奈良)の橋本監督(70)、明徳義塾(高知)の馬淵監督(59)らの「名将」がいずれも今大会で初戦負けしたのも偶然ではない。ちなみにこの3人はいずれも西日本の監督だ。

 前出のスカウトが言う。

「近年は関西の子でも地元の強豪校を避ける傾向がある。指導者の年齢に加えて荒っぽい土地柄もあって1年生はどんなにうまくても球拾いだけ、先輩のしごきも尋常じゃない、といった名門校は少なくないですからね」

 西日本勢が東日本勢に駆逐されるのは、不思議でも何でもないのだ。

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