決勝適時打のソフトB明石 万能選手が輝く“珍条件”とは?
チーム一どころか、「球界ナンバーワンのユーティリティープレーヤー」と名高いのが、ソフトバンクの明石健志(29)だ。
20日のオリックス戦では同点の七回に決勝適時打を放った。今季は一塁と二塁でそれぞれ30試合前後、スタメン出場しており、この日は「1番・二塁」。あるチーム関係者は、「明石は決まったポジションを与えない方が輝く選手なんです」とこう言う。
「持ち味は内野ならどこでも守れる器用さ。12年を最後に守っていないとはいえ、外野守備だって可能です。数年前、明石が本気で『二塁のレギュラーを掴む!』とキャンプから燃えていたことがあった。当時の首脳陣は口では『そうか、頑張れ』と言っていたものの、実際は『明石がベンチにいれば、内外野の守備固め、代走が一人で賄える。アイツが本多から二塁を奪ったら、代わりに何人ベンチに入れなきゃいけないんだ』と頭を抱えていたほどです」
縁の下の力持ちがいるチームは強い。