M38点灯のソフトBは来季総年俸「10億円増」でメジャー超え
優勝マジック「38」を点灯させたソフトバンクの来季チーム総年俸が、早くも球界関係者の間で注目を集めている。このままリーグ優勝、日本シリーズ連覇を達成すれば、一軍主力選手の給料が軒並み高騰。来季、チーム全体の給与額が米メジャー球団と肩を並べる可能性があるからだ。
ソフトバンクの今季チーム総年俸は12球団1位の46億3400万円(2位は巨人の44億1930万円)。メジャー最貧球団といわれるアストロズ(4454万ドル=約55億円)に迫っている。球団関係者が言う。
「主力が好調な上、今オフに複数年契約が切れる李大浩(年俸4億円)、6月に国内FA権を取得した松田(同2億2000万円)の大幅アップは必至です。五十嵐(2億円)、スタンリッジ(2億円)、サファテ(1億円)、契約切れで大活躍の柳田(9000万円)も倍増以上が確実。さらには複数年契約ながら変動年俸制の内川(3億円)、バンデンハーク(1億5000万円)の年俸も跳ね上がる。今年の総額から軽く10億円以上が上乗せされるといわれています」
一方、まだ公式戦で一球も投げていない松坂(4億円)や、ケガでシーズンを出遅れた本多(1億8000万円)は年俸固定の複数年契約だから減俸はない。総年俸は必然的に60億円近くになり、いよいよメジャー球団を「金銭面」で射程にとらえることになる。