49試合で38勝必要も ソフトB「史上初100勝」に現実味の根拠
「まさか?」という数字ではない。
首位ソフトバンクは2位日本ハムに3タテを食らわせ8連勝。ゲーム差を11.5に広げ、優勝マジックを36とした。これでソフトバンクは94試合を消化して62勝29敗3分け。90勝超も見えてきたが、プロ野球の歴史を紐解けば、1955年の南海(現ソフトバンク)が143試合で99勝41敗3分け(勝率.707)という成績を残している。
この年のパは8球団で争われ、優勝した南海は、防御率2.61(リーグ2位)、606得点(同2位)、90本塁打(同2位)、打率.249(同5位)、245盗塁(同1位)。2位西鉄(現西武)に9ゲームの大差をつけながら、日本シリーズでは水原監督の巨人に3勝4敗で負けた。ちなみに巨人はこの年、130試合で92勝37敗1分け。2位中日とは15ゲーム差だった。
ソフトバンクに話を戻せば、現在は、防御率(2.93)と打率(.270)、得点(432)はリーグトップ。ソフトバンクは残り49試合だが、プロ野球史上初の100勝到達は可能か。評論家の高橋善正氏はこう予想する。