助っ人で明確 首位ソフトBと最下位オリ“金満補強”の決定差
最強チームにまた強力なコマが加わった。
13日のオリックス戦で今季初スタメンを果たしたソフトバンクの助っ人・カニザレス(35)のことだ。
この助っ人は守護神のサファテ、先発のスタンリッジ、バンデンハーク、中継ぎのバリオス、主砲の李大浩の活躍もあって「6番目の外国人選手」となり、来日2年目の今季は開幕から二軍暮らし。ファームでは14本塁打、44打点の「2冠」を独走しながら、全く一軍からお呼びがかからなかった。
ところが、スタンリッジが夫人の出産による「育休」に入ったことで、12日に今季初昇格。この日、「7番・DH」で初のスタメン出場のチャンスを得ると、二回の第1打席でいきなり今季1号を左翼席に叩き込むなど、4打数2安打2打点の大活躍を見せた。
有り余る戦力もゲームに出せば即仕事をするソフトバンクと対照的なのが、大敗を喫したオリックスだ。
札束を使ってソフトバンクに匹敵する計7人の助っ人を集めながら、同日ベンチ入りしたのはヘルマンとカラバイヨだけ。先発の柱として期待されたバリントン(年俸1億5000万円)、中軸を担うはずだったブランコ(同2億5000万円)は故障もあっていずれも二軍調整中。他のディクソン、マエストリ、チャベスもファーム暮らしが続く。