「奇跡」なのは間違いない。
オリックスは25日の5位楽天戦に勝利し、今季初めてとなる最下位脱出。開幕カードからどん底に沈み、5位楽天とは最大7ゲームと差が開いていた時期もある。それだけに選手の喜びもひとしおだろう。
だがしかし、6位が5位になったところで何かが変わるわけでもない。見当違いの大補強でカネをドブに捨てたフロントの責任は消えず、オフに選手を待つのはいずれにせよ厳冬更改だ。
ガラガラのスタンドを見てもわかるように、ファンからもソッポを向かれたオリックス。最下位脱出は朗報どころか、「それが何か?」と冷ややかな視線を浴びせられるのがオチだ。