PO連続予選落ち…スピースの不調は「モチベーションの空白」
コラム【羽川豊 プロ求道】
日本ツアーは男子も女子も韓国人選手が圧倒的な強さを見せています。
男子大会はフジサンケイで金庚泰が3勝目、女子大会はゴルフ5レディスでイ・ボミが4勝目を挙げて、2人とも今季賞金レースのトップに立っています。
韓国人選手を見て感じるのはスイングの違いです。
ジュニア時代に基礎からしっかりつくり上げて、ボールの曲がる要素が少ない。優勝争いというプレッシャーのかかる場面や、逆境の中でもスイングが簡単に崩れない。そうなれば必然的に、勝つチャンスが大きくなるわけです。
韓国選手は、国内にとどまらずに競争激しい世界に飛び出して力をつけてます。苦しさの中から這い上がってきたプロだけが持つ強さがそこにあるのです。
かつて日本ゴルフ界はアジアの盟主といわれましたが、いまでは韓国にその座を奪われています。世界中で成績を出している韓国選手に学ぶ時期にきているのではないかと思います。