パット、キャディー…松山英樹とスピースの“決定的な違い”
マスターズに続いてメジャー連覇を狙うジョーダン・スピース(21)が67で回り、通算5アンダーまで伸ばしてきた。
「試合に集中して、とにかく優勝を狙っていく。コースに対応した戦い方をしていきたい」(スピース)
スピース同様、今大会の優勝候補に挙げられているのが松山英樹(23)だ。今季、トップ10入り8回はスピース(9回)に次いで2位。米ツアー期待の若手として2人はよく比べられるが、実力はメジャーを含むツアー4勝で世界ランク2位のスピースの方が上。松山は1勝、世界ランク14位と後れをとっている。
初日イーブンパーの松山はフェアウエーキープ率93%。スピースは同64%だったが、2アンダーと2打も差がついた。
原因はパットだ。初日はスピースの31パットに対し、松山は33パット。パット数がそのままスコアの差になったのだ。
ゴルフライターのマーク金井氏が本紙連載で、スピースのパットについてこう指摘している。
「ショートパットを打つ時、スピースはアドレス後、ボールではなくカップを見たままストロークしている。目標に意識を集中することができるし、ボールを凝視しない方が手の動きがスムーズになる。プレッシャーがかかった場面でも、インパクトが緩みにくいメリットもある」