10K快投のヤンキース田中 ポストシーズン“戦力外”の可能性
今季12勝目をかけて8日(日本時間9日)のオリオールズ戦に登板したヤンキース・田中将大(26)。8回を6安打1失点、今季初の2ケタ三振(10)を奪う好投ながら、勝敗は付かなかった。
テンポのいい投球で、四回までは一人の走者も許さない。六回、先頭の9番フラハティに甘く入った直球をライナーで右翼スタンドに叩き込まれ、今季22本目の被弾で先制を許した。八回を投げ終えて降板。2番手シュリーブが勝ち越しの一発を浴び、チームの連勝は2で止まった。
ヤンキースは前日、ア・リーグ東地区首位のブルージェイズに0.5ゲーム差と迫ったが、再び1.5ゲーム差に引き離された。
ヤンキースはここにきて、勝ち頭(14勝3敗)である右腕のイオバルディ(25)が右肘の炎症で故障者リスト(DL)入り。これでヤンキースのローテーションは田中を含めて5人で回すことになり、レギュラーシーズン終了まで中4日の登板が続く見込み。この試合を含めて今季の田中の登板予定はあと5試合。今季1試合平均7回を投げており、このペースで行けば163イニングに達する計算だ。