原監督も逆取材…ヤクルト“天敵”バレ復帰に巨人がビクビク
「我々はこういう状況(3位)の中、どの試合も大事。強い緊張感でゲームに臨むことが大事」
首位ヤクルトを2ゲーム差で追う巨人の原辰徳監督(57)は、18日からの直接対決2連戦へ向け、こう言った。
泰然自若とした口ぶりに聞こえるが、さにあらず。4月24日の巨人戦で左太ももを肉離れし、離脱していたウラディミール・バレンティン(31)が一軍に復帰することが明らかになり、昨17日、ジャイアンツ球場で行った全体練習中も「スタメンなの? その時はその時でしょうがない。どこ守んの? レフト?」と報道陣を逆取材するなど、気になる様子だった。
そりゃそうだ。バレンティンの昨季の巨人戦打率は・368、8本塁打。セ・リーグのどこよりも巨人がボコボコにされた。バレンティンをはじめ、広島のエルドレッドら相手の主砲に打たれ過ぎることを問題視した原監督は、5月にバッテリーコーチを配置転換したほど。13年も・296、8本と打たれた。できれば顔を見ないで終わりたかっただろう。出るのか出ないのか、気になって当然だ。
斎藤投手コーチはヤケクソ気味だった。