日本女子OPで歴然 米ツアーで戦う韓国人の実力をプロ解説

公開日: 更新日:

 会場は多くの選手が「難しかった」とボヤいたように、小さな砲台グリーンの周りをアゴが高く、深くて大きなアリソンバンカーが取り囲み、グリーン面は硬く、ボールがなかなか止まらなかった。

 が、タフな米ツアーで戦っている選手には簡単だったようで、ソヨンは「米ツアーで深いラフでやっているのがよかったのかな」と、硬いグリーンにも高弾道でボールを止める技を見せた。

 日本人プロとの違いについて、「一番の差はスピン量に加えて、ボールが上がるか上がらないかです」と、田原紘プロがこう続ける。

「外国人選手はパワーもあって、下半身の使い方が上手です。ヘッドスピードが速いので、インパクトの瞬間にヘッドがすでにおへそより先に抜けている感じがあります。体のスイング回転とシャフトの逆しなりのタイミングがマッチして、ボールにスピンをかけて弾道は高くなるのです。一方、日本人プロは下半身のパワーを効率よく使いこなせず、テークバックで右、フォローで左と大きな体重移動でボールを打とうとするから、その分ヘッドスピードは上がらずスピンがかかりにくい。海外のトッププロと比べると、小手先でスイングしているように見える。それでも道具の進歩である程度のパワー不足を補うこともできますが、日本女子オープンのようなタフな設定になれば、技術力の違いが如実に出るわけです」

 世界ランク上位選手が大量エントリーした瞬間、日本人選手の勝ち目はなくなっている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末