原監督の去就だけじゃない…巨人に必要なコーチ陣の総退陣
「貧打解消のため、シーズン終盤からノックバットのような長尺バットでティー打撃を行うなど、担当コーチがアイデアを出したが、効果は出ていない。菅野の神宮アレルギーも対策は立てたはずだった。菅野とCSを含めて11試合連続でバッテリーを組んでいた同級生捕手の小林を外し、この日はベテランの加藤と組ませた。首脳陣は小林のリードが単調でヤクルトに読まれているとみたようです。小林が先発マスクで敗れた2戦目のリードや好機での力のない打撃も不満だったのだろうが、大黒柱の阿部を一塁へコンバートしてまで小林を正捕手に育てようとしたチーム計画は完全に頓挫したことになります」
原監督の責任は当然重いが、スペシャリストのはずの担当コーチが全く機能しなかったのも大問題。打てない、育成できない、課題も克服できない──。阪神は監督をはじめ、コーチの陣容も大きく変わりそうだが、巨人も「内閣総辞職」くらいのテコ入れが必要だ。