「金本の次」にあらず…掛布DCは虎二軍監督が“最後の仕事”
「念願がかなった」とは言えないだろう。
金本知憲新監督(47)に沸く阪神の二軍監督に、球団本部付育成&打撃コーディネーター(DC)の掛布雅之氏(60)が就任することが20日、分かった。
掛布DCは13年から二軍選手を中心に指導してきたが、キャンプの時以外はフロント職員という立場からジャージー姿。88年の現役引退後、「初のタテジマ」となる。
掛布DCが二軍監督になったということは、金本新監督が期待を裏切った際の「次の駒」とみているファンもいるかもしれない。あるOBは「それはないだろ」と言ってこう続ける。
「カケには、楽天とロッテから監督就任の声が掛かったことがある。でも、他球団のユニホームを着れば、『ミスター・タイガース』のイメージが壊れると思って受けなかったみたいだ。今回、二軍監督とはいえ、タテジマに袖を通す夢はかなうわけだが、この先、一軍昇格はないだろう。もし一軍監督にするなら、球団は金本の前にやらせているはずだ。プロ野球の監督は今、どんどん若くなっている。楽天の梨田新監督の62歳は時代に逆行している、例外中の例外だよ」