優勝の石川遼が“タブー”破り苦言呈した日本ツアーの惨状

公開日: 更新日:

 米ツアーでは選手一人一人が大会を盛り上げるためのコメントをしたり、自らペンを持って積極的にサインに応じる。プレーヤーに問題があれば、それにも批判の声を上げる。かつて松山英樹がパターでグリーン面を叩いた時には、I・ポールターが「バカだ」とツイッターでつぶやいて大問題になった。その時にポールターは何が問題なのか、メディアの質問にしっかり答えている。

 ところが日本ツアーは、選手がトラブルを起こしてもみんな見て見ぬふり、知らんぷり。それどころか仲間をかばおうと問題にしないことがある。これでは日本ツアーが悪くなることはあっても、よくなることは絶対にありえない。ツアーをより発展させる意欲が日本人プロは低すぎるといえる。

 2014─15シーズンに石川は米ツアー28試合で賞金85万ドル(約1億円)を獲得。今大会の優勝賞金は4000万円で、今季日本ではたった7試合で米ツアーの9割近く(約8778万円)を稼いだことになる。米ツアーで勝てない石川が、日本に戻ってくればすぐに勝ててしまう──。誰よりも本人が日本ツアーのダメさ加減をよく知っているわけだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」

  2. 2

    20代女子の「ホテル暮らし」1年間の支出報告…賃貸の家賃と比較してどうなった?

  3. 3

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 4

    「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!

  5. 5

    “ホテル暮らし歴半年”20代女子はどう断捨離した? 家財道具はスーツケース2個分

  1. 6

    「ホテルで1人暮らし」意外なルールとトラブル 部屋に彼氏が遊びに来てもOKなの?

  2. 7

    TKO木下隆行が性加害を正式謝罪も…“ペットボトルキャラで復活”を後押ししてきたテレビ局の異常

  3. 8

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  4. 9

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 10

    松たか子と"18歳差共演"SixTONES松村北斗の評価爆騰がり 映画『ファーストキス 1ST KISS』興収14億円予想のヒット