ファイナル3連覇の羽生結弦 強さの秘密は「自分に酔う」

公開日: 更新日:

 多くのトップアスリートを指導するメンタルトレーナーの高畑好秀氏がこう続ける。

「ナルシシストという言葉が適切かどうかはともかく、自分で自分に酔えるというのはアスリートには必要な才能です。例えばプロ野球の世界でも、それなりの実績を残しながら、自分の能力に自信が持てない、自分を信用できないという選手がいる。誰にでも長所と欠点があるものですが、そのどちらに意識を向けるかでパフォーマンスはまったく違ってきます。自分を信じられる、自分に酔える選手というのは、他人のことが気になりません。自分のことだけに集中できる。誰のためでもなく、自分のために、より高みを目指すわけですから、限界や天井がありません。実力が頭一つも二つも抜け出ている羽生選手には、ライバルと呼べる存在がいない。自らを刺激する選手がいないというのは普通なら不幸なことです。しかし、羽生選手がいい意味で自分にしか興味がないのだとすれば、ライバル不在もマイナスにはならないでしょう」

 羽生の天下はまだまだ続く。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  2. 2

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  4. 4

    3人の婚外子…菊川怜の夫・穐田誉輝氏“暴かれたスネの傷”

  5. 5

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  1. 6

    橋本環奈のパワハラ疑惑のこと? 嵐・二宮和也の正月番組のワンシーンが視聴者の間で物議

  2. 7

    橋本環奈《山本舞香と友達の意味がわかった》 大御所芸人に指摘されていたヤンキー的素地

  3. 8

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  4. 9

    夏菜の二の舞か?パワハラ疑惑&キス写真で橋本環奈に試練…“酒浸り”イメージもそっくり

  5. 10

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで