スポンサーに中国企業続々 CWCいつまで日本で見られる?
クラブ王者決定戦のFIFAクラブW杯(CWC)は、20日の決勝で欧州代表のスペイン・バルセロナが南米代表のアルゼンチン・リバープレートを3-0で一蹴した。
「決勝、3位決定戦ともに見どころの多い試合でした。決勝戦ではバルセロナが持ち味の攻撃力を存分に発揮した。中でもFWメッシは異次元のプレーを披露してくれた。敗れたリバープレートのサポーターは、南米の熱狂的な雰囲気を醸し出して彩りを添えてくれた。3位決定戦では中国の金満クラブ・広州恒大にJリーグ年間王者の広島が逆転勝利を収め、ホスト国の意地を見せてくれた。なかなか、盛り上がった大会でした」(サッカージャーナリスト・六川亨氏)
CWCは、05年から6大陸の王者がトーナメント方式で優勝を争う形になった。以前からトヨタが冠スポンサーを務めており、09~10年のUAE大会、11~12年の日本大会、13~14年のモロッコ大会と日本以外で開催された大会も「TOYOTAプレゼンツFIFAクラブW杯」と呼ばれた。
もっともトヨタは81年大会から継続していたスポンサーを14年限りで降り、今大会から中国の技術情報メーカー・阿里巴巴(アリババ)集団が冠スポンサーとなり、大会名も「Alibaba E-Autoプレゼンツ……」に変わった。契約金は年間10億円。22年までの長期契約だ。このことが、来年以降のクラブW杯開催地に大きな影響を及ぼす。