サヨナラ勝ちをお膳立て DeNA筒香が“値千金”連夜の同点弾
プロ10年目にして初という、代打下園のサヨナラヒットは見事だったが、雨中で応援するファンを痺れさせたのはその直前、筒香が阪神能見から左中間席に放った同点の3号ソロ弾だろう。
「打った球はストレートです。井納さんが一生懸命投げている中で、絶対に打ちたいと思いました」というハマの4番は、前日の巨人戦でも、七回に値千金の同点3ランで延長に持ち込んだ。
昨オフはドミニカ共和国のウインターリーグに参加。現地では気持ちの切り替えやマイナス思考とは無縁の明るい野球を学んだという。
ラテン系の選手は、全員がヒーローになることを意識してプレーしている。無表情で淡々と語る筒香のインタビューは面白みに欠けるが、ドミニカ留学の経験が生きているようだ。