SB工藤監督を若死にさせなかった 雅子夫人の愛情と気配り
そんなかいがいしい女房の気配りもあってか、工藤監督と報道陣の距離は一気に縮まった。
工藤監督の現在の実家は横浜市内にある。昨季のDeNA戦との交流戦の時には、宿舎から選手たちとバスで球場に向かう途中、「皆さま、右手をご覧ください。あそこに見えるのが工藤公康の自宅です」と言って、みんなを笑わせリラックスさせた。
今は家族と離れ、福岡でマンションの一室を借りているが、“単身赴任”というわけではない。
「福岡で試合をする時は横浜から雅子夫人が来て、監督の面倒をアレコレ見ているんです。もちろん、食事は栄養に気を使った健康食だそうです」(球団OB)
そうした事情もあり、昨季は関東での試合も多い中、工藤監督が自宅に帰ったのはわずか1回。もっとも、帰らないのは別の理由もあるらしい。
「以前、『ウチではかーちゃんがいるから無理だけど、遠征先ではポテトチップスとかよく食べてるよ』と話していた。遠征先くらい、好きなものを好きなだけ食べたいのかもしれません」(前出のOB)
出来た女房を持つからこその悩みである。