開幕から1カ月 プロ野球新監督6人の「通信簿」

公開日: 更新日:

阪神 金本知憲

【人心掌握】岡田、真弓、和田と3人の監督時代は、ここ一番の弱さが目立った。新監督は技術よりメンタルの問題と判断。就任すると「超変革」の看板を掲げ、「おとなしい阪神」の象徴だった鳥谷に「成績も、キャプテンとしても、すべてが物足りない。おまえが先頭に立って牽引しないとチームは変わらない」と厳しい言葉で尻を叩いた。チームの大黒柱である鳥谷がキャンプで大声を張り上げたり、泥だらけになる姿を見せたことで、「自分も変わらなければ」という意識をチームが共有。また、鳥谷を変身させたことは、監督自身のリーダーシップをアピールする狙いもあり、FA補強を封印し、新人高山やこれまでチャンスに恵まれなかった若手を積極的に起用したことも相乗効果を生んだ。

 ダメ虎を変えた星野元監督以降、「有言実行型」の指揮官がいなかっただけに、今のところ選手から信頼されている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 8

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  4. 9

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  5. 10

    常勝PL学園を築いた中村監督の野球理論は衝撃的だった…グラブのはめ方まで徹底して甲子園勝率.853