大乱調で5試合勝てず マー君とヤンキースに早くも“秋風”
それにしても、田中もいい加減、キレるのではないか。
14日現在、ヤンキースは首位・オリオールズに8ゲーム離されて東地区最下位。6日に故障者リスト入りしたサバシアに続き、同じくローテーション投手のセベリーノも故障で戦列を離れる見通しに。目下20連戦中と、ただでさえ苦しい投手陣の台所が火の車なのは分かるとして、右肘靱帯部分断裂を抱え、オフに右肘のクリーニング手術をした田中への配慮がまったくと言っていいくらい感じられないのだ。
今季2度目の中4日で臨んだ10日(日本時間11日)のロイヤルズ戦に続いて、15日(日本時間16日)のホワイトソックス戦も中4日。この日はデーゲームだから正確には中3.5日になる。
田中の中4日はこれまで2登板連続が2回あるのが最多で、その2回はいずれも登板後に異常を訴えて離脱した。にもかかわらず、このままなら未経験の3登板連続中4日になりかねない状況だという。
田中はここまで7試合に登板して1勝0敗。防御率3.11はア・リーグ14位と、そこそこの投球をしながら、しかし、勝ち星が付いてこない。地元紙「ニューヨーク・ポスト」や「ニュージャージー・ドットコム」は援護できない打線をやり玉に挙げ、田中に同情的な記事を書いている。