欧州合宿のリスク 日本競泳陣はリオまでに“丸裸”にされる

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 競泳男女のメダル候補がリオ五輪に向けて早くも最終仕上げに入る。

 男子200、400メートル個人メドレー、200メートル自由形の萩野公介(21)と、女子200メートルバタフライの星奈津美(25)が合宿地の欧州に向けて出発。現地ではスペイン・グラナダで高地合宿を張り、欧州GP、フランス・オープンなどのレースに参戦する。この間、日本には帰国せず、7月末には現地からリオの選手村に入る。

 搭乗を前に成田空港で取材に応じた萩野は「練習をしっかり積んで、最高に濃密な2カ月になればいい」と意気込みを口にした。

 萩野らが出場するレースは欧州の強豪選手が五輪本番前の最終調整を目的にこぞって参戦する。日本勢にとっては本番さながらの大会で仕上がりを試す絶好の機会だが、その一方でリスクも伴う。

 欧州のレースや合宿ではライバル陣営に丸裸にされかねないからだ。大会によってはレース中の泳ぎを分析するため、水中カメラが設置されるケースもある。各選手の映像でフォームを分析したり、スタート時のリアクションタイムを計ることも可能だ。

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