男子ハンマー投げ 室伏は“論功行賞”で5度目の五輪有力視

公開日: 更新日:

 陸上界の「鉄人」が2年ぶりにフィールドでの姿を披露した。

 男子ハンマー投げアテネ五輪金メダルの室伏広治(41)が17日、東京・北区のナショナルトレーニングセンターで2年ぶりに出場する日本選手権(24日開幕、愛知県)に向けた練習を公開。投てき練習や補強運動などで約2時間半、汗を流した。

「感触は良かった。技術的に今日の投げ方はいいと思う」(室伏)と、28投のうちコースを外したのは2本だけだった。

 リオ五輪選考会を兼ねた同大会で国際陸上競技連盟(IAAF)が定めた参加標準記録77メートル00をクリアすれば、5度目の五輪出場が決まる。

 ロンドン五輪後は東京五輪招致活動に尽力したり、東京医科歯科大の教授として教壇に立つなど、競技から離れてスーツを着用する機会が多かった。室伏は「極力、体を動かしたり、筋力の維持に努めてきた」と話すが、年齢的な衰えと2年間のブランクから全盛期の面影はもはやない。陸上関係者によれば「派遣設定記録79メートル11どころか参加標準記録の突破さえ難しい状態」だという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が