メダル争い混沌 リオ男子ゴルフ“大穴”グリージョの実力
世界ランク(WR)上位4選手のJ・デイ、D・ジョンソン、J・スピース、R・マキロイの他、松山英樹やA・スコットら実力プロが相次いで出場を辞退したリオ五輪男子ゴルフ。
じゃあ、いったいダレがメダル候補なのか関心が集まる。
米誌スポーツイラストレーテッドは金=B・ワトソン(37=米国)、銀=S・ガルシア(36=スペイン)、銅=P・ハリントン(44=アイルランド)を挙げて、先の全英オープンを制したH・ステンソン(40=スウェーデン)にも注目している。
B・ワトソンはマスターズ2勝で、出場選手の中で世界ランク上位(6位)ということで金メダル候補になったが、先の全英オープン39位、全米プロ60位と調子はイマイチ。銅メダル候補のハリントンはWR124位と低迷している。小野寺誠プロがこう言う。
「会場は本格的なリンクスコースであり、米ツアーには少ないタイプ。強風が吹くこともあると伝えられており、それを考慮すれば全英でメジャー初勝利を挙げたステンソンが金メダル有力とみていいでしょう。会場は完成してまだ5カ月しかたっておらず、グリーンもスピードが出ず、ボールの転がりも遅くなるでしょう。そうなると強気なパットが打てる選手が有利になります。ショット、パットに安定感があり、場所を選ばずパフォーマンスを引き出せるP・リード(25=米国)も見逃せない」