手倉森Jが5失点 現地取材記者にナイジェリアはどう見えた
「記者席で試合を見ていてナイジェリアの選手たちから、長距離移動の疲労であるとか、準備不足などは感じられず、それどころか個々の選手の強靱なフィジカルとスピード、キレ味に圧倒されてしまい、日本はボールを保持する時間が短く、ペースを握れないことでミスも目立った。日本―ナイジェリア戦の前にグループB組のコロンビアとスウェーデンとの一戦も現地取材しましたが、両チームとも仕上がりが悪く、日本が戦っても勝てるという印象だった。それだけにナイジェリア相手に勝ち点3をゲットしておけば、グループB組の1位突破の可能性も広がっただけに残念でした」(現地で取材中の元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏)
グループB組を2位で突破しても、決勝トーナメント1回戦の相手はA組1位突破が予想される優勝候補ブラジル。先に進むには至難のワザだ。
ナイジェリアの“自滅”によって勝機が生まれた日本。自慢の堅守をズタズタにされ、メダル獲得は大きく遠のいた。