今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋
プロ、アマ球界に波紋が広がっている。
先日、女子中学生への不同意性交の疑いで兵庫県警に逮捕された大商大4年生捕手の蜷川大容疑者(21)の一件。同容疑者は、千葉の名門シニアから広陵高(広島)に進学。遠投120メートル、二塁送球1秒75を誇る強肩がウリで、2021年夏の甲子園にレギュラーとして出場したエリート。大商大では3年から定位置を掴み、今秋ドラフト候補にも挙がっているだけに、大学内はもちろん、母校の関係者やプロのスカウトも大きなショックを受けているのだ。
「広陵の中井哲之監督はそのひとりです」
と言うのは、広島の球界関係者だ。
「センバツで2度全国制覇を果たし、金本知憲ら数多くの教え子をプロに送り込んでいる名将は大商大出身で毎年、母校に選手を送り出している。西武で1年目から活躍する渡部聖弥も広陵→大商大のエリート。中井監督は、教え子の大学進学に関して、ひとつの“不文律”がある。一番野球がうまい子は東京の名門大学へ、一番信用できる子は母校へ、というものです。前者はこちらも1年目から活躍する楽天の宗山塁(明大)であり、後者が渡部ということになる。